みなさんは子ども部屋の間取りの決め方について、悩んだことはありませんか?
子ども部屋は、お子さんの成長に合わせて変化させる必要がありますが、はじめて子ども部屋を作るにあたっては、どのくらいの間取りをとっておけば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そもそも子ども部屋は必要なのかということから、子ども部屋の役割や間取りの決め方、そして子ども部屋で後悔したポイントについて解説します。
西宮市の不動産をお探しの方で、すでにお子さんがいる方も、これから予定されている方も、ぜひ参考にしてみてください。
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子ども部屋は必要なのか?子ども部屋の役割とは
まずは、そもそも子ども部屋の役割とは何なのかについて解説します。
荷物を置くためのスペース
子ども部屋は「子どもの荷物を置くためのスペース」という役割があります。
小学校に上がれば、ランドセルや勉強道具、衣服やおもちゃなど、その子のためのさまざまな荷物が必要になります。
リビングなどに置くスペースを確保してしまうと、リビングがその分だけ狭くなってしまい、生活の質が低下してしまう恐れがあるのです。
そのため、子ども部屋に子どもの荷物を置くことによって、生活空間を十分に確保して快適な生活を維持できます。
勉強するためのスペース
子ども部屋は「勉強するためのスペース」という役割があります。
とくに昨今の場合、新型コロナウイルスの関係で、いつリモート授業になるかわかりません。
リモート授業では先生が授業をしている様子をライブ配信するケースがありますが、これを他の家族もいるリビングなどで聞いていると他の家族の声や生活音が気になってリモート授業に集中できない可能性があります。
普通の自主学習でも、集中できるスペースで静かに勉強したいと考える子どももいるでしょう。
そのため、子どもが集中して勉強に打ち込める空間を確保することによって、子どもの勉強を邪魔してしまうリスクを大幅に抑えられるのです。
遊ぶためのスペース
子ども部屋には「遊ぶためのスペース」という役割があります。
小学生にあがれば、友達を自宅に招く機会もあるでしょう。
リビングで遊ぶのも良いですが、子ども専用のスペースで遊ばせるのも悪くありません。
寝るためのスペース
子ども部屋には「寝るためのスペース」という役割があります。
欧米では、小さな頃から子どもの自立心を育てるために、子ども部屋などの個室で寝かせるという習慣があるようです。
日本では珍しい考え方ではありますが、いずれは子どもだけで寝ることを考えれば、いずれは必ず子ども部屋が必要になるということになります。
子ども部屋にはどのくらいの広さが必要なのか
次に、子ども部屋にはどのくらいの間取りを確保してあげれば良いのかについて解説します。
パターン1「少し窮屈な4.5畳の子ども部屋」
少し窮屈にはなりますが、4.5畳の子ども部屋という間取りです。
ベッドと学習机を置いたら、部屋がほぼいっぱいになるイメージというとわかりやすいでしょうか。
子ども部屋に友達を呼ぶとなると床面が少ないので狭く感じるかもしれませんが、主にリビングで過ごして勉強や寝るときだけ子ども部屋を使うという用途であれば、まだまだ十分な広さといえるでしょう。
パターン2「適度なゆとりの6畳の子ども部屋」
ある程度のゆとりを持たせたいのであれば必要になる、6畳の子ども部屋の間取りです。
ベッドと学習机を置いてもまだまだスペースにゆとりがあり、友達を呼んでも狭くないスペースもあり、1人で使う分において過度に広すぎない程度の間取りでもあります。
お子さんが高校生や大学生まで実家で過ごすことを仮定すれば、成長してから必要になる家具などが問題なく入る広さを6畳のスペースで確保したいところです。
子ども部屋には広い間取りが重要?
可能であれば6畳以上の子ども部屋を用意してあげたいところですが、無理にこれを用意する必要はないといえます。
子ども部屋は常にいる場所ではないのでリビングほどの快適性を求める必要はなく、工夫次第で4.5畳でも充分な子ども部屋が作れるでしょう。
1つの子ども部屋を2つに仕切る方法
ご自宅の間取りによっては、2人の子どもに対して1つの子ども部屋しかあてがえないケースもあるでしょう。
その場合は「1つの部屋を2つのスペースに仕切る」という方法もおすすめです。
仕切る方法はいくつか考えられますが、たとえば「可動式収納で仕切る」「カーテンで仕切る」「パーテーションで仕切る」といった方法があります。
ただし、完全に仕切らない方法の場合、お子さんの性別が違う場合だとプライバシーの問題が発生する可能性が高いです。
プライバシーを意識したいのであれば「鍵付きの引き戸で仕切る」「壁を増設して仕切る」といった方法があります。
それぞれの仕切り方で手軽さやコスト、プライバシーを守れるかどうかの度合いが異なりますので、家族構成などの条件を十分に考慮して、お子さんが不満をもらさないような仕切り方をしてあげてください。
子ども部屋で後悔したポイント
子ども部屋の間取りを決めたあとで、後悔してしまうケースも少なくありません。
そこで、子ども部屋について後悔してしまった理由をいくつかのパターンに分けて解説します。
各部屋の条件が異なっていてトラブルになった
1つ目のパターンは「部屋の条件が異なる」というパターンです。
部屋の位置や仕切り方によっては、各スペースの日当たりなどの条件が大きく異なるケースもあります。
お子さんが小さいうちは意見を聞くことができませんので、可能な限り各部屋の快適性を同じにするなどして、後で不平不満が出ないように工夫しましょう。
後から個室にするのが面倒
2つ目のパターンは「後から個室にするのが面倒」というパターンです。
子ども部屋をオープンスペースにしている場合、後から個室にするには相応の手間がかかります。
とはいえ、壁を増設するだけが選択肢ではありませんので、お子さんの希望を聞きつつ、前述の仕切り方を応用して個室化してみるのも良いでしょう。
リビングの真上の子ども部屋だと足音がうるさい
3つ目のパターンは「リビングの真上に子ども部屋を作ってしまった」というパターンです。
お住まいが2階建てで、子ども部屋が2階にある場合、お子さんは子ども部屋で活動するにあたって階下に足音を響かせる可能性があります。
真下がリビングなど生活スペースになっていると、足音が気になって生活の質が下がってしまう可能性があります。
可能であれば物置スペースなど、足音が響いても問題ないスペースの真上に子ども部屋を作るようにしましょう。
子ども部屋は子どもに合わせて一緒に成長していくもの
子ども部屋は「お子さんの成長に合わせて変化させていく」ことも重要です。
複数のお子さんがいる場合、最初のうちは広い部屋に複数のお子さんが一緒のスペースを使うという方法でも問題なかったでしょう。
しかし成長するにつれて荷物も増えますしプライベート空間が欲しいと考えるようになりますので、お子さんが成長したら部屋を仕切ったり、子どもごとに個室を与えるといった選択も必要になるでしょう。
であれば、必要に応じて広い間取りの住宅に引っ越しを検討することも必要になります。
子ども部屋の変化にはさまざまな選択肢がありますが、可能な限りお子さんの希望を叶える形で子ども部屋を確保してあげてください。
まとめ
子ども部屋にはさまざまな役割がありますが、重要なことは「お子さんの現状に最適な子ども部屋を提供してあげる」ことです。
お子さんの成長に合わせて子ども部屋の事情も変化していきますので、引っ越しも視野に入れつつ、成長したお子さんにとって最適な子ども部屋を確保してあげましょう。
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